「丹波栗を守る」体験しながら企画する

「特産品をみんなで守る」丹波栗オーナーむけた体験型企画イベントを行います

多くの農村には、その土地の気候風土にあった地域を代表する「特産品」があります。それぞれ、さまざまな地域の方がより美味しくお届けできるように栽培方法を工夫したり、ブランド力を高めるためのPRを重ねるなど、地域振興のために長い年月をかけ努力をしてきて、現在の地位を得ているものです。

しかし、このようなかけがえのない「特産品」ですが、存続の危機にあるものも少なくありません。その理由は主に以下の2つがあります。

  • 生産者の高齢化と後継者不足の問題
  • 年々深刻化している獣害

丹波篠山は多くの特産品に恵まれた土地です。黒豆、山の芋、丹波栗・・・など多くのブランド力のある特産品がありますが、主な生産者は60-70代以上となっています。どれも栽培に手間がかかる作物ばかりなので、年々労働力が低下ことによる生産量の減少が懸念されているうえに、シカ・イノシシ・サルなどによる獣害が追い打ちをかけています。被害を防ぐための技術・方法はあるのですが、それらを実行するには負担が大きくなってきています。

このままでは10-20年後、丹波篠山の特産品はどうなってしまうのか・・・

そこで、さともんでは、地域外のさまざまな方に特産品の魅力を伝え、特産品を守るための企画を考えていきたいと思っています。

すでに2018年度から継続している「獣害から地域を守る」丹波篠山黒豆オーナー制度もその一つですが、今後は、農村の課題解決に関心のある方といっしょに「現場で学び」ながら「特産品を守る」企画を一緒に考えていきたいと思います。

第一弾は「丹波栗」

毎年「サルより先に栗拾い」でお世話になっている丹波篠山市矢代集落の栗園をフィールドに考えていきます。

昨年さともんのインターン生が「大学生が地域貢献!獣害から守った丹波栗の魅力発信」という企画を実行してくれました。

2022年は1年間の栗栽培を通じて、丹波栗栽培の現状(どんな作業があってどのくらい大変なのか)と課題を学びながら、人手不足や獣害などの課題解消と、美味しい丹波栗のPR・消費拡大のための企画を考えていきます。

年間スケジュールとして以下の内容を想定しています。

年間スケジュール(予定)

  • 1月15日(土)8:00~12:00 
    • 8:00~矢代集落の「とんど焼き」に参加します。その後栗園の落ち葉処理を行います。
    • 「とんど」は正月飾りやお守り、お札などを燃やす行事です。書初めは燃やして灰が高く舞い上がれば、“習字が上達” する 等と言われています。書初めや正月飾りお守りなどがある方はぜひお持ちください。
    • お餅も焼きます。焼いたお餅を参加者で食べるよう計画中です。
  • 2月26日(土)9:00~12:00
    • 1-2月に剪定した枝を集めて燃やす
    • 集めた枝で焼き芋をする予定
  • 3月中旬(日程未定)
    • 肥料をやる+消毒を実施
  • 6月(日程未定)
    • 下草刈り(草刈り機)+消毒
  • 8月(日程未定)
    • 消毒
  • 9月(日程未定)
    • 下草刈り(草刈り機)
    • 翌週 刈った草を集めて燃やす
  • 9月下旬~10月上旬 丹波栗収穫

1回参加につき300マロン(ポイント)をプレゼント

上記の作業日参加しお手伝いいただいた方には、1回につき1人、300マロンのポイントを贈呈します。対象は大人のみで作業をお手伝いいただいた方が対象となり、収穫時期には100マロン=100円相当の矢代集落で収穫された丹波栗と交換できます。収穫(栗拾い)作業はポイントの対象にはなりません。

丹波栗との交換は現地収穫日のみで、郵送対応等は原則行いませんのでご了承ください。

2023年度に向けた企画

上記作業を体験しながら、2023年度に向けた企画も考えていきたいと思います。今のところ、年間通して丹波栗の生産に関わっていただける「丹波栗オーナー」の内容(魅力的なプログラム)を考えていますが、必ずしもそれが企画の答えではありません。参加いただく皆さまと一緒に、高齢化が進行し人手不足の農村で、どうしたら特産品を守っていけるのかについて、考えていきたいと思います。

「農村の現状」「特産品」「獣害の解決」「地域支援」「地域の活性化」などに興味のある方はぜひいっしょに企画を考えていきませんか?

2022年度の取り組みを中心的に運営したい人も募集しています。

参加するには

ぜひ多くの方のご参加をお待ちしています。単発の参加も可能です。

参加希望の方は、お問合せフォームからご連絡いただくか、さともんメールにご連絡ください。