特定非営利活動法人里地里山問題研究所(さともん)ではインターンを受け入れております。

さともんの活動にご興味をお持ちの方、将来ご自身がやりたいことにつながる部分がある方、地方の暮らしを体験されたい方、どのような理由でも結構です。

インターンは2週間以上の期間から受け付けています。宿泊場所も含めて相談に応じます。

興味のある方は、一度気軽にお問合せいただければと思います。

 

 

 

さともんでインターン経験者インタビュー

『 農村の明るい未来を創っていきたい 』



20代 埼玉県 遠藤さん


あっという間の1ヶ月だったと今でも感じています。大学の授業がなければもっといたかったです!
普段、財務や会計を勉強している自分にとって、サルなどの獣がい対策や農業の現場は専門ではないので、とても新鮮でした。しかし、獣がいや農業の人手不足などの課題は専門分野どうこうの垣根を越えた日本の問題だと私は考えています。この課題を本などの情報で得ることはできますが、実際に現場に行くことが大事だと感じました。そして、同時に現場を見て、コスト・人手不足などの現実問題を体感しました。今回の経験を生かし、より良い社会作りに貢献できることをしていきたいといっそう強く思いました。滞在していた間にお世話になった方々、本当にありがとうございました。

 

 

『 獣害は害などではなく、むしろ可能性のひとつ。 もう僕も獣がい派です 』



20代 岩手県 渡邊さん


獣害とは文字通り、「獣が作物などに害を及ぼすこと」です。さともんではこの獣害を単なる被害ではなく、対策を通して地域をひとつにまとめる重要な機会と位置づけ、表記を”害”ではなくひらがなに替え「獣がい」とし、獣害対策を地域住民主体で行える集落作りに取り組んでいます。現在の行政の獣害対策のあり方は、簡単に言えば「プロにお任せ」です。獣害対策は難しく、専門知識が必要とされます。集落ぐるみの自衛が理想とはされますが、それは理想であり、実現出来ている場所はそう多くありません。僕自身も集落ぐるみの獣害対策よりも、各市町村にプロを配置し、そのプロらに野生動物管理を任せるのが現実的だと考えていました。しかしながらさともんでは、あろうことか獣害を地域を盛り上げる機会ととらえ、逆に獣害を通して集落の人と人との結び付きを強めたのです。それにより、集落にはより強い絆が生まれ、当然被害も減ります。絆があり繋がりがある集落は活気づき、ひいては人口増加にすら繋がるのではないでしょうか。正直に言いますと、初めに「獣がい」という言葉を聞いた時には、何を言っているんだろうくらいに思っていました。しかしながら考えが変わりました。もう僕も獣がい派です。獣がいが大きな可能性であることを肌で感じ、考えることができました。僕は以上のような、獣がいという新たな考え方、集落ぐるみという手段があること、悪も他方からみれば善であること、そしてそれは思いのほか気づかないものであることなどを学びました。もちろん学んで終わるのではなく、しっかりと咀嚼し、次はこれらを自分に昇華させていきたいと思います。代表の鈴木さんの生き方やそれを支える皆さんのこと、農家さんとの稲刈りを通した濃い時間、セミナーで考えた公務員としての動物への関わり方、その他有識者の皆さんとの交流、丹波篠山の豊かな自然、大変面白く、充実した時間が過ごせました。2週間ではとても足りません。1年ほど居たかったです。いつかまた、黒豆の収穫でもサル追いでも電柵張りでも手伝いに行きたいです。

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