初めてのクラウドファンディングを振り返る

さともん代表の鈴木です。

さともんでは、人口減少・高齢化する集落へ関係人口を創出・拡大していく支援として川阪集落の川阪オープンフィールドの運営支援を行っています。

この川阪OPFの活動をさらに発展させるためのクラウドファンディング「20歳以下人口ゼロの集落をみんなのふるさとに~ホタルと癒しを子どもたちへ~」を3月~4月にかけて行い、現金でのご支援を含めると、計74名の方から70万円のご支援をいただきました。当初の50万円という目標を大きくクリアして、多くの方からたくさんのご支援と応援のお気持ちをいただいたこと、本当にうれしく思っています。と同時に、今後の活動への大きな励みになりました。

6月6日には、念願のトラクターが川阪集落に納車されました。その時の報告はこちら

みんなの夢のトラクター納車 記念撮影!

さともんにとって初めての挑戦となったクラウドファンディング。実際にやってみて分かった反省や改善点が多々あったものの、今回のクラファンは、私たちが目指す集落に対する今後の支援について、以下の点で、とても大きなお力を頂きました。

私たち活動の意味や価値、目指したい未来が明確になりました!

今回のプロジェクトは、さともんのスタッフだけでなく、川阪オープンフィールド(OPF)に参加している地域の方、都市から駆けつけてくださる方、みんなでオンライン会議も使いながら、時間をかけて話し合って、創りあげてきたものです。

オンライン会議の様子

なぜ、川阪に通うのか。どこが魅力なのか。ここに来て何を感じて、どのようにしていきたいのか・・・。それをどのように表現すれば、この活動を知らない人にも伝えることができるのか・・・。

応援メッセージで頂いたお言葉も含めて、川阪OPFがみんなにとってどういう存在なのか、言葉としてはっきりと伝えていただき、とてもうれしく思いましたし、これからどんな価値や可能性を秘めているのか、

クラファンページを通じて、みんなの想いを明文化することで、はっきりと全体で共有されたように感じています。

これは、今後の私たちの活動の「柱」であり、「財産」となるものです。

地域内外に対して大きく発信できました!

クラファンにチャレンジして、まず地元の新聞記事にも取り上げていただいたことで、川阪集落はじめ地域の皆さまにも周知され、地元からクラファンに対する支援をいただいたり、川阪OPFに対する協力や関心の意を示してくださったことは、とても大きな喜びでした。

丹波新聞の記事をきっかけに川阪の老人会が協力の意を示してくださいました

また、Campfireで初めて川阪OPFの活動を知って、今回クラファンを支援してくださったり、川阪OPFに参加してくださった方も多く、地域内外に大きく私たちの想いや活動を発信できました。

近頃は、Campfireのサイトで取り組みに関心を持っていただいたNHKの方が、川阪OPFに繰り返し参加し、予備取材をしてくださっています。今後番組として取り上げていただく機会があるかもしれません。

このような動きもクラウドファンディングに挑戦し、集落や参加するみんなの想いをカタチにした結果に他なりません。

何よりも念願のトラクターを手に入れられたこと!

最後に、なんといってもみんなの夢のトラクターを手に入れられたということです。

6月6日の納車後、試運転として、圃場をトラクターで耕運しましたが、改めてそのパワーと作業効率の良さを目の当たりにし、今後の活躍を想像して、胸が躍る思いをいたしました。

さっそくその後も活用しています。
トラクターを使ってハニーテールを植えていた畑を鋤き、黒豆のための畝づくりをしました

一方で、トラクターによる重大な事故も発生しております。耕運機や草刈機も同様です。

多くのこどもたちが参加してくれる川阪OPFですので、取り扱いについては安全面にも十分に配慮してルールづくりをした上で、耕作放棄地の有効活用に活躍させていきたいと思います。

川阪集落は20歳以下ゼロでも、地域外から通ってくださって「関係人口」となるみんながトラクターや耕運機や草刈機を操りながら、地域の課題を解決し、川阪集落を未来へ継承するために活動する

そんな活動に参加することで、都会で得られない体験をし、大切なものをみんなで共有し、それぞれの生活や人生が豊かになっていく

今回のプロジェクト名のとおり、川阪集落が本当に「みんなのふるさと」になる。

そんな手ごたえを強く感じさせていただいた、クラウドファンディングとなりました。

ご支援いただいた皆さまに本当に感謝いたします。

川阪は先週、蛍のピークでした。

先週から毎日のように現地に行ってきましたが、儚い光を放ちながら無数の蛍が飛び交っていました。これまで何度も見に行ってますが、今までで最高の光景でした。

なかでも、6月12日の川阪OPFの蛍鑑賞会では、道路から見下ろしている私たちに、下から浮き上がるように見ている無数の蛍が舞い近づいてきてれました。

こんな美しい光景を未来のこどもたちにも見せてあげたいですね。

さともんはじめてのクラウドファンディング
「20歳以下人口ゼロの集落をみんなのふるさとに~ホタルと癒しを子どもたちへ~」

皆さまから頂いたご支援のお気持ちを大切に、今後もより一層活動を推進していたいと思います。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!

リターンについては、今後も順次ご案内いたします。

お近くの方はぜひ川阪オープンフィールドの活動を覗きにきてくださいね!
https://peraichi.com/landing_pages/view/kawasakaopf

特定非営利活動法人里地里山問題研究所(さともん)
代表理事 鈴木克哉

P.S. さともんは「獣がい対策で農村の未来を創る」を理念に、農村と都市をGift-Giftでつなく様々な活動や企画をしています。

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■自分だけの黒豆。育てる、見守る、もっと好きになる。
「獣害から地域を守る!」丹波篠山黒豆オーナー 募集中!
https://peraichi.com/landing_pages/view/kuromame2021
丹波篠山ならでは!4度の旬が味わえるさともんの黒豆オーナー。広々とした農地でのびのびと、自分だけの黒豆を育てる、見守る、収穫する。丹波篠山が黒豆がもっと好きになる感動体験。6月下旬の苗植えにむけて、参加者募集中です!