川阪OPFと老人会とのコラボ

■川阪OPFと老人会とのコラボが実現しそうです!

一昨日は川阪集落の老人会の皆さんとお花見でした。天気があいにくだったので、お花見は車で済ませて、その後は本郷のJ`s hill gardenでお弁当を食べながら川阪オープンフィールドの活動紹介をさせていただきました。なんでも今やっているクラウドファンディングを取り上げた丹波新聞の記事を見て、「大変良いことをやっている」と関心を持っていただき、老人会としても何か協力できることはないか?一度話を詳しく聞いてみたい、と今回お花見にご招待くださいました。こちらからは川阪オープンフィールドの活動の経緯や目的、近況や参加者の声などを報告させていただくとともに、目的はあくまで地域の課題解決や活性化によって、川阪の豊かな自然や美しい景観、それらに根付いた暮らしや営みを守り、次代に継承していくことであって、地域の皆さんの課題があれば、その解消のお手伝いをしていきたいことをお伝えしました。具体的なアイデアとして「原木椎茸を作ってみたいけど、榾木を山から切り出して持ってくる体力がない」「ミツバチの巣箱を設置するんだったら、もっと花がないと。れんげや菜の花や、季節を通じて花を絶やさない里づくりをしていったら」「たくさん人が来てくれているけど、県道沿いは車通りが多いから危なっかしい。うまく駐車スペースを作れないか・・・」「これまでも老人会は地域の小学校(低学年)といっしょに活動してきたので、同じようなことはできる」など、いろいろと意見をいただき、今後「老人会としてもできる限り協力したい」と大変ありがたい言葉をいただきました。

■地域づくりは誰が、どこから始めるか

理想的には、地域づくりとは、集落の総意のもとに、自発的な活動として展開していくことが望ましく、外部人材はそのような支援を心がけるのがよいのかもしれません。しかし、実際問題として、そうできるところ(ポテンシャルが高い集落)は少なく、むしろやりたくてもなかなか難しい、できないところの方が圧倒的に多いような気がしています。川阪オープンフィールドも、必ずしも集落の「総意」から始まった自発的な活動ではなかったかもしれません。高齢化によって担い手不足になっていく地域のために・・・と思って、試行錯誤をしながら生まれてきた活動なのですが、集落の総意を得るというのは、そう簡単ではありません。人手不足が問題なのだから、新しいことを始めるにはそもそも皆さん忙しい問題もあります(負担が集中していると言えるかもしれない)。結果、一部の集落の方とさともんと、毎回駆けつけてくださる都市部の皆さんとで運営をしてきました。

重要なのは、一部の人たちだけでも「活動を始めて実績を積み上げる」ということなのではないかと思います。活動をはじめ走り続けながら、

①その目的が自分たちのためではなくて「地域のため」であるということ

②活動の結果や実績を見せること(できれば数字で)

③いつでも開かれていて途中からでも参加しやすい雰囲気や呼びかけをしていくこと

これらのことを「見える化」しておき、少しずつ地域の皆さんが自分ゴトとして関心を持って自発的な活動につなげられていく余地を残しておく。そんなアプローチもあっていいし、そういうアプローチの成功率を高めていくのが、今後の自分の仕事だと思っています。今回、これらの「見える化」にとても貢献してくれたのが、クラウドファンディングです。単にトラクターを購入したい、そのための資金が欲しい、ではなくて、活動を通して目指したいことや、今の手ごたえ、関わってくれているメンバーの意見・感じていること、今後の展望などをしっかり書き込み、共感してもらえないと、支援は集まりません。

地域再生協働員の岡田理文 くんが頑張って、川阪OPFのメンバーの皆さんと相談しながらクラファンページを作成し、上記をしっかり書き込んだことで、ぼくらの活動の柱ができあがりました。完成した段階で燃え尽きそうでしたが、この段階で成否関係なく「クラファンチャレンジしてよかったな」と思ったものです。そして、終了まで25日を残して目標金額を達成し、新聞にも取り上げてもらったり、いろんな方に関心を持っていただいたり・・・大きな発信力となっていることにも気づかされました。今回のご縁を大切に、これから川阪オープンフィールドと老人会の楽しいコラボを実現していきたいと思います!多世代・地域交流を進めていって、新しい農村コミュニティを創っていきたいですね。そのために、クラファンも残り期限いっぱいまで、最後まで盛り上げていきます!応援よろしくお願いします!———–【あと10日!】共感してくださった方、参考になったって方も↓でぜひ応援してください!人手不足解消による同時解決に挑戦中!「

20歳以下人口ゼロの集落をみんなのふるさとに」

https://camp-fire.jp/projects/view/203279