苗植えの一日

今日は黒豆オーナーの苗植えイベント

種蒔きから大事に育ててきた我が子たち(黒豆の苗)いよいよ旅立ちの時です!

元気に順調に育っています。ちょっと神妙な気持ち。

一つ一つ軽トラに乗せていきます。

根がこんなに伸びて、置いていた土に張り付きそうになっていました。

2台の軽トラに積み込んで、いざ出発!
オーナーの皆さまが待っている黒豆畑に向かいます。


今年の苗植えイベントは午前の部と午後の部に分かれて行います。

今回お越しいただいたオーナーの皆さんには、5株の苗を選んでいただき、自分で気持ちを込めて植えていただきます。プレートも手作りです!

いよいよ苗植えです。

どの苗が元気かな?いい苗を選ぼうね。

「なかよしくん」とう苗植え用の機械を使って苗植え!

大事な苗なので、ちゃんと手で丁寧に土をかぶせました。

各オーナー様、大切に気持ちを込めて植えていただきます。

自分の苗植えガ終わったら、みんなで残りの黒豆畑の苗植えをしていただきました!苗植えが終わったら、草引きもしていただきました!

苗植え、無事終了です!

最後に、みんなで感想を述べ合いました。

例年ですと、苗植えイベントは昼食に裏山から伐り出した竹を使って流しそうめんを食べるのが定番でしたが、今年は新型コロナウィルスの影響があり、感染防止のため流しそうめんは実施しないことにしました。

苗植えをして、流しそうめんの準備をして、お昼を食べて・・・というスケジュールは結構ハードです。どうしても、流れ作業的になりがちでしたが、

今年はスケジュール的に余裕ができたことから、参加者の皆さまには自分の苗をじっくりと選び、「大きくな~れ」「美味しく育て」と感情を込めて、苗植えを行っていただけたと思います。

参加者の皆さまも、じっくりと土に触れ、自分の苗を選び、苗植えに向き合うことができ、愛着が沸いてきたという感想が多く聞かれました。

子供たちも畑の中でたくさんカエルやバッタを捕まえ、「コロナで自宅で自粛中は5分おきくらいに「ママ!」と呼ばれていたのに、今日は1度くらいしか呼ばれていない」とふりかえるお母さんもいらっしゃいました。

苗植えは無事終了し、いい汗をかきましたが、さぁここからが本番です。2年目3年目となるベテランオーナーさんはそのことを既に良くご存知で、最後の感想でもこれから、雑草との闘いや、獣害、台風、大雨などいろんな苦難が待ち受けていることを語ってくださいました。

まず、黒豆の苗を植えた直後、すべての努力を台無しにしてしまうのシカの被害です。日中一生懸命に農家の方が植えた苗のほとんどをその日の夜のうちに食べてしまうような被害が発生します。

私たちにとっては、これから生長を見守る苗ですが、シカにとっては目の前に突然現れる格好の美味しいごちそう(餌)です。

集合場所の公民館の周りにはすでにたくさんのシカの足跡が・・・このシカたちから大切な黒豆の苗を守らないといけません。

きちんと対策をしていないと、シカの餌食になってしまいます。

本日帰り側、皆さんにせっかく植えていただいた黒豆の苗をシカに食べられるわけにはいかない!!と、電気柵の扉をちゃんと閉め、電源のスイッチをONにし、念のためテスターで電圧を測定すると・・・電圧ゼロ!

え?なんで??

と原因を調べると、すぐ目の前に原因が。電気柵本体と地面を接続するアース線が切れていました。

電気柵本体から柵線を通じて流れるプラスの電気が、動物の体内を通って地面を経由して電気柵本体に返ってくる回路がちゃんと保たれていることが、重要です。

地面と本体をつないでいるのがアース(-)線なのですが、今回このアース線が断絶していました。

おそらく、草刈りの途中に気づかずに(草にまみれているので)いっしょに刈ってしまったのだと思います。今日なのか、以前なのかわかりませんが。

ちゃんと説明できていませんでしたが、草刈りの途中にアース線を切ってしまうのは、実はあるあるなんです。

知っていないとなかなか気づかないですからね。

でも大丈夫。すぐに切断された線をつなぎ直し、対処をしてきました。

4500Vの電圧はちょっと低い方ですが、たぶん今日頑張って草刈りしてくれた範囲外のところで、まだ草が絡まっているんでしょう。でもまぁギリギリ許容範囲だと思います!

今日植えた苗をちゃんとシカから守ってくれますように!


夕方、すべての苗植えを終え事務所に帰ってきました。本当に嫁に出した感がちょっぴりあります(笑)元気に育てよ!

獣害対策、黒豆のお世話、病害虫・草との闘い、台風や大雨の脅威・・・。特産品の黒豆づくりを通して、農作物を育て収穫するまでの数々のドラマ・ストーリー、口にしたときの感動をお届けします。

「獣害から地域を守る」丹波篠山黒豆オーナー2020
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