獣がい対策で生まれる主体性や団結力

こんにちは、インターン生の中祖ゆきなです。

 

9/3 シカ・イノシシ捕獲檻の見回りに行ってきました。

この捕獲檻による獣がい対策は「地域の方々×市役所×猟友会」の3者が連携して行っています。

地域で何かを行う際には、そこに住んでいる人が主体にならないと長期的に行うことはできないと思うので、地域の方々が関わる体制をとっていくことは重要だと思いました。

檻の周辺・入口にはカメラと赤外線センサーが取り付けられています。

これによって、アプリを通してどこにいても檻や周辺の様子を確認することができ、遠隔で入口を閉めることもできるので、捕獲に効果的なタイミングで捕獲を行うことができます。

●捕獲に効果的なタイミングとは…?

〈例〉3頭のシカが檻の周辺に来ていた場合

1頭が檻に入った時点で捕獲する

→残りの2頭は檻が危険なものだと知ってしまう

⇒3頭が檻に入るまで待って入口を閉める👍

【檻への誘引剤】

・米ぬか 

・黒豆の苗木…シカはマメ科の新芽を好むため

・鉱塩…自然界では容易に得にくい塩分やミネラルを得るため     等

思わぬ訪問者にも出会いました🦀

同じ集落の中にも野生動物による被害が出るところと、出ないところがあります。

また、獣がい対策を頑張っていきたいと思っても仲間がいなければ実行していくことは厳しいです。

獣がい対策を行うかなど1つの方策を決めることや、決めたことを実行していくことの難しさを感じました。

ですが、この捕獲檻による獣がい対策は、地域の方・市役所の方・猟友会の方など、それぞれ違う立場の方の獣がい対策に対する意識を、共有・発展させていくひとつの道になっていると感じました。