6月20日 丹波篠山市獣がい対策実践塾2021第1回目https://peraichi.com/landing_pages/view/jugaipractice2021
最初にショートレクチャーで丹波篠山市の獣害の現状と「獣がい対策実践塾」の目指すことを紹介したあと、さっそく実践に入ります。
今年の実践塾は畑地区をフィールドに全6回開催されますが、第1回目は、サルもイノシシもシカも出没し、被害がひどくて諦めかけていた地元農地で、丹波篠山が誇る特産品の黒豆の苗植え体験をし、実際に獣害対策を実践して効果を確認していきます。
今回は、シカ・イノシシ対策用の電気柵を設置し、効果を出すために必要なポイントをみんなで勉強しました。
電気柵設置完了後は、自分たちが設置した電気柵の通電状況をデジタルテスターで確認します。
テスター以外にも、動物たちがどんなショックを受けるのか、電気柵ピリピリ体験を実施(直接触るとショックが強いので雑草を使って触ります)。
また、午後は地域に生息するニホンザルの群れC群を対象に、群れに装着されている発信器から発信する電波を、受信機とアンテナを用いてキャッチし、群れの位置情報を調査する方法を実践しました。
電波を追っていくと・・・実際に群れを発見!サルの姿を目視しました。
林縁で破竹を食べていました。食痕跡を確認。
電気柵ピリピリ体験にはまった参加者たちは、サル調査中にも地元で設置してある電気柵を見つけては、「人間テスター」で通電状況を確認していました。
電気柵は設置の仕方(電線間隔含む)と通電状況が効果に大きく影響を与えます。はたして今回みんなで植えた黒豆がきちんと収穫できるのか?正しい知識と実践で農地は確実に守れることを、体験・実践しながら、獣害の問題を、野生動物との共生の在り方を学んでいきます。
次回は7/25(日)サル用電気柵の設置実習を行います。