第6回獣がいフォーラム①

3/2(土)は第6回獣がいフォーラム(主催:丹波篠山市獣がいフォーラム実行委員会)が開催されました。テーマは「市民の力で変わる 獣がい対策への新しいアプローチ」です。

基調講演として、酪農学園大学教授 佐藤喜和さんから『市民によるヒグマ対策~すみ分けによる共存を目指して私たちにできること~』というテーマで様々な市民や関係者が協働して対策を推進し、ヒグマと人間の共存を目指す取り組みを報告していただきました。

パネルディスカッションのテーマは「『住民』『関係人口』『市民』多様な生体の協働を促すには」。兵庫県立大教授の山端直人さんコーディネートのもと、中井悦夫さん(丹波篠山市矢代自治会)による「地域主体の獣害対策」、田渕幹敏さん(株式会社ナチュラルスタイル)による「獣害柵点検ツアーの可能性」、篠山東雲高校による「放置柿の有効活用の新たな展開」、さともん代表鈴木が「食卓から地域を応援!:「さとえ~る」推進プロジェクト」について報告し、基調講演の佐藤さんを交えて、議論をしました。

会場は満席になるほど、多くの地域の方、市民の方、市外から参加してくださった方、年齢も若い人から年配の方まで、ずーっと獣がいフォーラムのサブテーマとして掲げている「多様な担い手が未来を創る!」の名の通り、午後の分科会でも熱心に意見交換や新たなアイデアを創出しました。

丹波篠山だけでなく、各地で前向きな獣がい対策が広がりつながって、農村課題を解決する大きな流れを生み出していきたいですね。