こんにちは、インターン生の中祖ゆきなです。
約3週間のインターンが終了してしまいました。
滞在中関わってくださった皆さん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
こんなに濃い時間を過ごすことができ、3週間がこんなに一瞬で過ぎてしまうとは全く想像していませんでした。
ですが一瞬に感じた3週間も、毎日本当にたくさんのことを学んで感じて考えて、そして何より楽しくて、半年間くらいいたような充実感もあり、とても不思議な感覚です。
まずは、今回のインターンで獣害についての専門的な知識・実践的な対策を学ぶことができてとても勉強になりました。
大学の講義のような、画像や文字ベースの情報ではなく、今この時この場で起きていることを実際に目で見て、その周りで動いている農家の方々の感情を肌で感じながらの活動は、すごく新しい感覚があって、座学とは違う部分の思考回路を使っている・使う必要があると感じました。
改めて今回のインターンを振り返ってみて、さともんでの活動は私の中で“繋”というのがキーワードになっていたと気が付きました。
それには大きく分けて
「人と人との繋がり」と「別の立場の人を繋ぐ」
という2つの“繋”があります。
まず、3週間現地に滞在しながら活動して、さともんの皆さん・篠山の地域の方々・ボランティアの皆さん・活動先で出会った獣がい対策に地域全体で取り組んでおられる方々...などなど、
たくさんの方から人と人との繋がりの温かさや心強さ、そしてこれらが生み出す大きなパワーのようなものを、自分の心の中に収まりきらないほど感じました。
毎日のようにそれらを感じて、毎回心がたくさん動くので感情が追い付かなくて大変でした。(勿論いい意味の大変さです!✨)
こんなに素敵な大変さは感じたことがないし、改めて素敵なご縁に恵まれたこと・たくさん親切にしていただいたこと、有難いことだなあと思い返しました。
そしてさともんは、違う職業の人、違う場所に住んでいる人、など別の立場の人やそれぞれの考え方を繋ぐ懸け橋のような存在だと感じました。
何かと何かが対立してしまうのは、どちらかが間違っているとかそういうわけではなくて、十分な意思疎通や情報共有ができていないだけだと今までも様々な場面で感じていました。
今回インターンに来て、さともんの活動が繋ぎ目になっていて、それぞれの立場の人の負荷(自分たちの意見がうまく伝わっていない、何か行動を起こしたいのにどこから手を付けていいかわからないなど)が少なくなっているように感じた部分が多かったので、純粋に嬉しかったし(私が何をしたというわけでもないのですが^^;)、繋ぎ目となる部分の活動の必要性・重要性を強く感じました。
インターンの後半に、ある方から
「人間対自然、人間対野生動物のように見える問題も、全て人間対人間の問題なんだ」
というお話を聞きました。
当たり前のことだと深く捉えられていないかもしれないけど、問題解決や地域発展などに向けて「人と人とがどう関わっていくか」がとても重要になってくると実感することができました。
より核に近い部分でそう実感することができたのは、さともんでの活動があったからこそだと思います。
この3週間貴重な体験をたくさんさせて頂き、感じたことをもとに自分の頭の中でいろいろ考え、視野をグンと広げることができたこと、かけがえのない経験になりました。
篠山を離れるとき大泣きしてしまうほど寂しくて(笑)、まだまだ居たいと何度も何度も思いました。
やりたいことや探求したいことがたくさん増えたのでこれからどんどんチャレンジして、次皆さんにお会いするときにはひと回りもふた回りも大きくなった私で会いに行きます!!
本当にありがとうございました。