さともんが運営する おとわの森子育てママフィールド~petit prix~ で実施したアンケート調査の結果と市長・教育長に提出した要望書を公開しています。
新型コロナウィルス感染症対策のための緊急事態宣言も近畿圏内は本日解除される見通しです。今後、「命を守る」ことが優先された緊急時対応段階から、感染再拡大に注意しながら「暮らしや経済を建て直す」段階へと、少しずつシフトしていくことになります。
要望事項のうち、さともんとして子育て支援以外で関係するところは【要望事項 5-② 子どもが安全に利用できる「野外遊び」環境の提供と基準づくり】です。このことは、子どもの遊び場としてだけなく、これまで獣害対策のみならず様々な担い手不足を抱える集落を支援するために、都市に住みながらも、地域に通い、想いや関係性を深めていく「関係人口」の創出・拡大に取り組んできた立場からも非常に大事な点だと考えています。
さともんとしても、これから地域支援活動や耕作放棄地活用を少しずつ再開していきたいと思います。密にならない開放的な空間での、農作業や草刈りなどは、十分気をつけていれば感染リスクが低い活動だと思いますが、緊急事態宣言が解除されたからといって、一度浸透してしまった「恐怖」「不安」は簡単には消えないかもしれません。またその認識や感じ方は本当にさまざまであることが、子育て世代だけを対象とした今回のアンケート結果でもわかりました。人によって安全性の認識が異なれば、他者の考えや行動について非難しあうことにもつながりかねません。
地域のためにせっかく支援にかけつけてくださった方が、悲しい思いをしないように、改めて丹波篠山の自然、食、そして人の魅力を感じていただけるように、関わっていただけることが地域の支援につながるように、これからの活動における指針というのをしっかり定めておき、地域の方にも理解・協力していただく必要があると思います。
市として、そのような後ろ盾があるとありがたいですが、それを待っていては、活動再開ができないので、さともんとして独自に、新しい時代の地域支援、丹波篠山の恵まれた環境を活かした、都市と農村のより良い関係性を模索していきたいと思います。
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要望事項 5-②
【子どもが安全に利用できる「野外遊び」環境の提供と基準づくり】
現在、外出自粛が余儀なくされ、子どもたちは外で遊ぶこともままならない状態です。たまの息抜きに、子どもたちを公園に連れて行って遊ばせる行為も、「公園などで遊ばせてもいいのかわからない」「外に連れ出したときの周囲の視線が気になる」などの戸惑いを抱いている現状があります。「命を守る」ことが優先される緊急時対応段階では、外出自粛が極力求められますが、同時に子どもたちの「こころを守る」ことも重要です。また、今後緊急事態宣言が解除された後は、「暮らしや経済を建て直す」段階への舵取りが必要で、子どもたちの遊びに関しても、自宅でオンラインによるものだけでなく、野外でリアルな体験や身体性の伴う活動を取り戻していくことが必要となります。ただし、感染予防には十分注意する必要があり、人によって安全性の認識が異なれば、他者の考えや行動について非難しあうことにもつながりかねません。そこで市が感染症対策に配慮した安全な野外遊びに関する基準(フィジカルディスタンスを保つ、解放空間で行う、特定少数の人員で行う等)やガイドラインを策定することを望みます。幸いにも丹波篠山市内には公園以外にも、密にならない開放的な空間(里山や田んぼ・畑、川、耕作放棄地)がたくさん存在します。集落や野外活動関係施設・団体と連携して、このような空間を利用した子どもたちの野外遊びプログラムの実施を支援する施策の検討を求めます。
https://petit-prix-city-sasayama.jimdofree.com/%E3%81%8A%…/…