緊急事態宣言下の活動について

緊急事態宣言が出て数日、みなさまはいかがお過ごしですか?

プティプリは丹波篠山市の補助事業により子育て支援施設を運営しています。緊急事態宣言が発令されて市の見解を待っていましたが、市の方針はプティプリは保育園に准じる施設であり、引き続き開園を要請するとのことでした。

そこで、ここ数日、私たちスタッフは開園するとしても、どのような形で何を目的に開園すべきなのかについて、話し合いを重ねてきました。
本日はその結果をお知らせとして投稿いたします。
長文にはなってしまいますが、ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです。

緊急事態宣言下でのおとわの森子育てママフィールド~petit prix~の運営について

【petit prixの基本的な考え】
兵庫県全域を区域とした緊急事態宣言では、生活の維持に必要な場合を除き、みだりに居宅等から外出しないことを要請されています。
丹波篠山市ではまだ感染者が出ていませんが、神戸や大阪への通勤者も多く、発症していない感染者が既に存在していてもおかしくありません。
重症化しやすいとされる高齢者が多く、対応可能な病床や医療体制も限られている農村部で医療崩壊をおこさないためにも、「自分が既に感染しているかもしれない」という前提で、感染拡大防止に向けた対応・行動が求められていると考えます。
 まだ感染者が出ていない丹波篠山市であっても、緊急事態宣言で要請されているとおり「外出自粛」が大原則です。
基本的にどの方でもあっても、不要不急の外出は避けるべきであると考えます。
一方、外出自粛が長引いた場合、懸念されるのは、家庭内で閉じこもっていることによる心身へのストレスの蓄積、健康管理の問題です。
自粛により家庭内暴力が増加しているというニュースも耳にします。

 おとわの森子育てママフィールド petit prix は、孤立しがちな子育ての現状に対して、子育てに関する悩みを共有・解消し、ママが心の余裕を持って子供と向き合い、自分や家族を大切にでき、子育てを楽しめるサポートを目的として運営しています。
緊急事態宣言で要請されているとおり「外出自粛」が大原則ですが、自粛が長引くことで、ただでさえ悩み多き子育ての「孤立化」が進行してしまうこと、心身ともにストレスがたまり、心の余裕がなくなってしまうことによる、新たな問題の発生を懸念します。
こうした事態を避けるためにも、適度な運動やストレス発散をして、心身をリフレッシュさせる支援が必要です。
また、こういうときだからこそ、人と人のつながりが重要であり、行き慣れた場所の存在が求められると思います。

そこで、おとわの森子育てママフィールド~petit prix~は、緊急事態宣言を受け危機管理や感染予防対策を徹底した上で、長引く休園休校で子育てに悩みやストレスを感じママや子供に対して、また地域の高齢者に対して、適度な運動や心身のリフレッシュになる場所の提供を行いたいと考えております。

4月13日(月)以降、緊急事態宣言中は以下の対応とします。

【感染予防のために】
① 利用は屋外(園庭)のみを原則とし、定員制とします。
プレイルーム含め、室内の利用は取りやめます(部屋は閉めさせていただきます)。園庭は解放しますが、集団を避けるため定員制とします(3組10名程度、2時間とし、予約も受け付けます)。

② 布製マスクづくりの場所・環境を提供します。
マスクが手に入らず困っている方のために、布製マスクづくりを行える部屋と環境を提供します(継続)。
マスクづくりのみ室内でのご利用が可能です。ただし1室1ミシンの提供とし、予約制で人数制限をさせていただきます。
また、室内は感染予防のため、以下の対応を行います。
・ 1時間に1回以上の換気
・ 消毒液の設置
・ 除菌スプレーで部屋全体の除菌
・ 加湿器での除菌
・ 一部屋に対しミシン1台を設置します
・ ミシン使用後、アルコール除菌を行います

③ 来園者の皆さまには以下の対応・協力をお願いします。
・ 来園時に受付にて来園者様の体調確認をさせていただきます。検温をしてからの来園をお願いします。
・ 受付で連絡先をお伺いします。
・ お子様、保護者様全員のマスク着用をお願いいたします。小さなお子様がマスクを嫌がることも理解した上での敢えてのお願いです。マスクがない場合は来園をお断りする場合もございます。
・ 手洗いアルコール除菌をお願いいたします。

④ スタッフの体調管理、検温、マスク着用
  勤務スタッフは毎朝検温し、37.5℃以上の発熱、体調不良を感じる場合は欠勤とします。また施設内ではマスクを着用します。

【適度な運動・気分転換・リフレッシュ機会の提供】
① オンラインイベント・勉強会・相談会の実施
自宅でも親子で楽しんでいただいたり、子育ての悩みを共有したり、心身をリフレッシュできるようなオンラインイベントや勉強会を開催します。具体的には以下を検討しています。
・ ヨガ / ピラティス / リトミック
・ 英語の読み聞かせ(Kids English)
・ 勉強会や相談会 等

② あおぞらこども食堂 
親子ともに抱えるコロナ騒動によるストレスの解消、および会話不足を解消することを目的とし開催いたします。
晴天時には園庭を利用し食事を提供いたします。雨天時や気温が低いときのみ室内を利用いたします。また食事は免疫力を高めるものを提供いたします。
感染防止への配慮
・ 従事するスタッフのマスクの着用および消毒液の使用
・ 利用者へのマスクの着用および消毒液の使用
・ 全利用者への体調確認
・ 室内での飲食の場合は、各テーブルを2m以上離す
・ 室内利用の際はこまめな換気(最低30分に一度の換気)、加湿器の稼働
・ 一日の提供する飲食の数量限定
・ 事前予約性(2部制/10名程度)

③ 地域の高齢者への施設解放
地域の高齢者の健康管理のため、感染予防(密集・密閉・密接をすべて避ける)を徹底した上で、園庭での活動(あじま体操:これまでは室内)またはマスクづくり等にご利用いただき、適度な運動や心身のリフレッシュのための場所提供を要望に応じて行います。