「丹波の森ワイルドライフ講座」2日目
3泊4日で中学生から高校生、社会人まで若い世代が、人と野生動物動物の共生をテーマに学びを深めていきます。
2日目の午前は昨日の地域の獣害対策の現場体験のふりかえり。
現場で見たこと、地域の方からお聞きしたことから、人と野生動物の共生にむけた今後のポイントについて考えました
午後は株式会社生態計画研究所の大西信正さんを講師としてお招きしました。
長年シカについて個体識別をもとに行動研究をしてきた大西さんからとても内容の濃いお話を伺うことができ、標本も手にとって、耳で目で肌で自然の中で生きるシカの生態や暮らしぶりについてたくさんのことを学びました。
そんな野生に生きるシカの姿を観察するために、センサーカメラの設置をしました。
さらに夜には*ライトセンサス*へ
10頭ほどの野生のシカやハクビシンを観察することができました
●丹波の森ワイルドライフ講座●
丹波篠山市内での座学・実習を通じて、野生動物本来の生態や生態系の構成員としての役割について理解を深めます。さらに、人と野生動物の歴史や現代における課題を知り、人と野生動物が共生可能な社会の在り方について考える集中講座です。
*ライトセンサス*とは。。哺乳動物の姿や目の反射をもとに種類・頭数を調査する方法です。 ライトに照らされて光を反射した動物の目はかなり遠くからでも発見ができ野生のシカ・イノシシ・ツキノワグマの生息数や分布の把握などに利用されます。