こんにちは、インターン生の中祖ゆきなです。
9/6,8 ニホンザル個体数調査に行ってきました。
今回調査をおこなったのは、神河町のニホンザルの群れです。
【個体数調査を行う目的】
・個体数を把握する
・捕獲・保護頭数設定のための指標にする 等
【調査方法】
群れの中の数頭に電波発信機やGPSを取り付けている🐵
→アンテナを用いて受信することで群れの位置を把握できる
→群れの位置から横断しそうなポイントを予測し待機
→群れが道路を横断するときの行列をカウントしていく
・オス/メス、赤ちゃん/子ども/大人などの、性別・大まかな年齢も記録する
・1時間ごとの群れの動向も記録する
今回は残念ながら両日ともにカウントすることはできなかったのですが、全く思い通りになってくれないところが「野に生きる生き物だなぁ」と感じて、野生動物好きの私にとってはワクワクしました。
(そんな悠長なことは言ってられないのですが(^_^;))
人間側からすると農業被害をもたらすという点では、捕獲・駆除したい対象ではあるけれど、
だからと言って、群れのすべてを捕獲・駆除すればいいというわけではありません。
折り合いをつけて、共存していけるようにすることが必要で、そのためには被害の程度や群れの性別・年齢構成などを把握・管理していくことが重要だと感じました。
私は農作物を食べにくる動物たちに対して、結果として”捕獲”や”駆除”というイメージしか持っていませんでした。
でも、それと同時に、滅びさせてしまうことがないように「”保護”する対象でもある」というお話を聞いて、はっとさせられました。
固定概念・偏った視野を持っていたなと気づいて、物事を多方面から考えることの重要性を改めて感じました。