◆ 小学生たちの対策でスイカが収穫できました!
大山小学校の5、6年生と一緒に大山の特産品のスイカを野生動物から守るプロジェクト。
8月6日みんなでたくさんのスイカを収穫できました!
畑に行ってみると、たくさんの大きなスイカがごろごろと・・・アライグマやタヌキの被害もカラスの被害も一切なし!
昨年はほとんど収穫できなかったそうですが、6月14日にみんなで設置した防護柵(詳細は↓参照)で、無事スイカを守りぬくことができました。
https://satomon.jp/jyuugai20210614/
大きなスイカをたくさん収穫した後はみんなで試食最高に甘くてみずみずしくて美味しかったです。
大山スイカは大山地区の特産品ですが、生産者が70-80代と高齢化していて、本格的に栽培している人は10数人まで減っているそうです。栽培農家の減少は高齢化もありますが、獣害も大きな原因です。多大な労力を用いても、野生動物に突破され被害が発生してしまうと生産意欲が失われてしまうのは必然です。
しかし、対象動物の特性に合わせて、適切な対策を行うと獣害から確実に守ることができます。
今回、小学生でもできる簡易な柵で豊かな収穫を取り戻せることをみんなが証明してくれました
スイカ栽培指導をしてくださっていた地域の方も、最近は獣害がひどくてスイカづくりを止めていたけど、「これはいい!また作ってみようかな」と言ってくださいました。
このプロジェクトでは、子ども達のスイカを守るだけではなく、簡便かつ安価にスイカを守る方法を小学生自ら実証して、同様に特産品のスイカ被害に困っている地域の方にも紹介できるようにしていければいいと考えています。
地域の特産品である美味しい大山のスイカを次世代に守り継いでいくために、この経験を活かした小学生の活躍を期待したいところです!
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◆ これまでの経緯
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大山小学校ではふるさと教育として、5、6年生が地域の特産品である大山スイカの栽培に取り組んでいます。ところが、せっかく栽培しても鳥獣害にあってしまい、なかなか収穫までできない状況になっているとのことです。昨年は全滅だったとか。そこで、こどもたちに収穫の喜び、美味しい大山スイカを味わってもらいたいということで、相談があり、大山小学校と大山振興会と丹波篠山市とさともんの4者で協力して取り組むことになりました。
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◆ 目指すことは
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このプロジェクトでは、以下のことを目指して支援していきます。
①自動撮影カメラを設置して、子どもたち自らどんな野生動物が生息しているか調べてもらう。動物種が判定できるようになる。
②丹波篠山市の獣害の問題や農村の課題を知ってもらう
③簡便かつ安価にスイカを守る方法を小学生自ら実証して、同様に特産品のスイカ被害に困っている地域の方にも紹介できるようにする
④小学生も自ら学び、体験し、地域に貢献する。丹波篠山の「獣がい対策」をPRする(第4回獣がいフォーラムで発表する等)。-
小学生にも獣がい対策に関わってもらう良い機会!大山の美味しいスイカをみんなで味わえるように支援していきたいと思います