北嶋集落でサル対策研修会

3/16(土)夜は丹波篠山市北嶋集落でサル対策の研修会。

サル対策は大変だというイメージがあるかもしれませんが、対策の技術や方法は確立されています。

最小単位の対策としては、農地をしっかり守ること。

これは「おじろ用心棒」という電気柵が効果的です。

続いて、集落全体を守るためには、「サルが美味しい思いをしない」ように、地域で協力して「食べさせない対策」をすることです。サルに効果的な電気柵の設置率を上げること、柿など不要果樹を伐採すること、サルがやってきたときに地域で協力てきな追い払いをすることが具体的な方法としてあげられます。

個体数管理も大切ですが、これは行政側が計画的に行うことです。

丹波篠山市では10数年、群れの個体数に応じた計画的な捕獲を実施し続けています。

これらをした上で、上記の住民主体の対策を推進するための、様々な補助事業があります。電気柵設置の補助や柿の伐採、サルの位置情報の提供(サルイチ)などなど・・・

これらを活用して、地域が主体となって話し合いながら取り組みを進めている地域はサルの被害が軽減・訪問回数が減少しています。

北嶋はC群という群れの行動圏の端にあたります。過去はあまり出没していませんでしたが、最近出没回数が増加傾向にあります。

これから群れの出没が常態化するかどうかは、今これからの取り組みにかかっています。逆にいうと、行動圏の端でサルも見定めてしている状態なので、今対策にしっかり取り組めば、効果も出やすいと思います。

以上のような話をしてきました。今後の地域主体の対策が推進されることを願っていますし、そのための支援をしていきます。