【惨敗しました・・・】
サルの群れ(篠山B群)の襲来の件。
7/18にトウモロコシ10本程度の被害を受け(おそらく少数頭)、またUターンして戻ってくることが分かっていたので、18日のうちに、アライグマ用の柵に追加で電線を張り、応急処置的に対応をしていたのですが・・・・
完全にやられました
今度は群れの結構なメンバーが畑の中に入ったようで
トウモロコシ・スイカ・マクワウリ・・・
かなりの被害を受けてしまいました。
少し齧っただけで、まだ甘くなければ次の作物に手を出すのもサルの特徴
(せめて全部キレイに食べて欲しい・・・とは農家の皆さん言われることです)
アライグマ・タヌキ用に設置していたこの柵の高さでは、サルの飛び越みを防止することはできないのですが、今回時間のない中の対処が求められる中、いきなり飛び越えるのではなく、まずは電気柵に触って感電するやつがいるだろう(そのための柵線の追加)、そしてびっくりして大騒ぎして、群れの他のメンバーも警戒してくれるだろう、という見立てでした。
結果的には、今回は電線には触らず、いきなり飛び越えて侵入したようです。
(前後で電圧は測定したけど、問題なかった)
恐らく、この手の電気柵の攻略方法を知っていたんでしょう
今回は相手の方が一枚上手でした。
何よりショックなのは、やはり、今週末の農作業や、7/30の台風対策イベントに来ていただくボランティアや#黒豆ファミリー の皆さんに、汗を流した後に、食べて喜んでもらいたかったスイカやトウモロコシやマクワウリを、そのためにみんなで春から育てて生長を見て楽しんできた野菜たちを、一瞬のうちに失くしてしまったことです。
この喪失感は半端ないです・・・
そして、これは獣害にあう農家さん全員が感じている感情です。
なかでもサルの被害の出し方は痛烈です
獣害は農業を継続する意欲をなくしてしまう・・・経験してみるとこの気持ちが身に染みてよく分かります。
今回、思いがけず、こうした獣害(とくにサル)のリアルな現場を身をもってお伝えすることになってしまいましたが、獣害に立ち向かい、多様な人材とともに地域を元気にする「獣がい対策」を標榜するさともんが諦めるわけにはいきません。
ここ10年ほど、篠山B群は篠山には年に1,2回来る程度で、
さともん畑でサルの被害を受けることはありませんでした。
サル対策として効果的な「おじろ用心棒」という電気柵があるのですが、設置手間や費用がかなりかかってしまうので、これまで導入を見送っていましたが、
一度美味しい思いをすると、覚えていてまたやってくるはず。
年に数度台風のようにやってくる群れ・・・
来年からは切り札の「おじろ用心棒」を導入してリベンジしようと思います
幸いにも、サルは全部を食べてしまったわけではなく、まだまだトウモロコシやスイカが残っています。だいぶ少なくなってしまったけど、今週末の作業時(22日)にも食べれそうですし、30日のイベントに向けて、また育ってくれるでしょう
農業は獣害と背中合わせで行われています。
被害直後は悲壮感漂ってしまい、一人で孤独な闘いをしていてはつらいけれど、応援してくれる人、収穫の喜びをわかちあえる仲間がいると、継続して頑張っていけますよね。それは地域の方も同じはず
そういう世界を目指して、さともんは負けじとこれからも楽しく前向きに農作業&獣がい対策していきます。
お近くの方は、そんなリアルな現場にぜひ足を運んでください