住民の方を交えての3つの獣害対策作戦会がありました。
【1】第2回サル対策3市町(福知山市・綾部市・京丹波町)連絡会議(オンライン)
第1回は主に行政担当者による打ち合わせでしたが今回はそれぞれの市町の住民の方にも参加していただきました。マンボウ期間ということで、各地域に分散して集まっていただき川合小学校から発信、オンラインで打ち合わせをしました。
福知山市三和町川合地区では受信機とアンテナを用いながら、地域住民がほぼ毎日群れがどこにいるか調査や情報共有をしており、その情報は「モンキーキャッチ」というLINEグループを作って広域的に位置情報の共有を図られています(これは大変素晴らしい優良事例です)。
隣接する市町の住民の皆さんにもこのLINEグループに入っていただき、より広域的網羅的にサルの出没情報を多くの人で共有していくことを目指しています。またこの会議では、群れの個体数や捕獲状況など、管理・対策をしていくうえで重要な情報を共有し、自治体間の連携を促進していきます。
【2】綾部市サル対策作戦会議
その後すぐ会場を移動して、連絡会議にも参加してくださっていた綾部市の山家地域の住民の皆さんと今後の作戦会議を行いました。
地域の課題に沿ってどうしたら
①LINEグループへの登録が進むのか
②登録者が積極的に情報発信するようになるか
③より詳細に群れの動きを把握・連絡をとりあうための、受信機の配置をどうするか
④ハナレザル対策などについて話し合い、来年度実施すべきことの詳細が明らかになりました。
【3】丹波篠山市畑地区獣がい対策
夜は、畑地区の自治会長会にお邪魔して、高齢の獣がい対策作戦会議です。毎月お邪魔して1か月の進展や次の展開について報告・打ち合わせを行っています。
今回は先日行われた「さく×はた合戦」と「菅集落のサル対策作戦会議」の結果報告。
来年度は、獣害柵を設置している5集落が連携しての一斉点検の企画案などについて、話し合いました。
サル対策、シカ・イノシシ対策を通じて、外部との交流を作っていき、獣害に負けずに作りたいもの、美味しい魅力的な農産物を栽培し、地域を元気にしていく「獣がい対策」を目指していきます。