【小学生と取り組む獣がいプロジェクト】
今日は大山小学校で5、6年生を対象に授業を行いました。
『私たちの周りの身近な野生動物』と題して、先日小学生たちと仕掛けた自動撮影カメラにどんな動物が映ったか、地域には他にどんな野生動物が生息しているか、どのような獣害を発生させているか、自分たちで育てているスイカを守るために、次回どんな対策を実施するか、について動画や写真をベースに紹介しました。
動物種の判別のポイントもしっかり紹介したので、これで大山小の5、6年生は、タヌキ、アライグマ、アナグマ、ハクビシンの判別は後ろ姿を見ただけでできるようになったハズです!
みんな熱心に聞いて、意見を言ってくれて、質問もしてくれて、とてもありがたかったです。
さいごに、大山の特産品のスイカをしっかり野生動物から守って「小学生が地域にモデルになろう」と呼びかけしてきました!
次回はいよいよスイカを守るための対策を実施します
【これまでの経緯と目指すこと】
大山小学校ではふるさと教育として、5、6年生が地域の特産品である大山スイカの栽培に取り組んでいます。ところが、せっかく栽培しても鳥獣害にあってしまい、なかなか収穫までできない状況になっているとのことです。昨年は全滅だったとか。そこで、こどもたちに収穫の喜び、美味しい大山スイカを味わってもらいたいということで、相談があり、大山小学校と大山振興会と丹波篠山市とさともんの4者で協力して取り組むことになりました。
このプロジェクトでは、以下のことを目指して支援していきます。
①自動撮影カメラを設置して、子どもたち自らどんな野生動物が生息しているか調べてもらう。動物種が判定できるようになる。
②丹波篠山市の獣害の問題や農村の課題を知ってもらう
③簡便かつ安価にスイカを守る方法を小学生自ら実証して、同様に特産品のスイカ被害に困っている地域の方にも紹介できるようにする
④小学生も自ら学び、体験し、地域に貢献する。丹波篠山の「獣がい対策」をPRする(第4回獣がいフォーラムで発表する等)。
小学生にも獣がい対策に関わってもらう良い機会!大山の美味しいスイカをみんなで味わえるように支援していきたいと思います